
「たき火マイスター」として活躍している猪野正哉さんは、元「メンズノンノ」専属モデルという経歴を持つ。「たき火マイスター」意外に現在はライターとして、数々のイベントレポートや最新のアウトドアギアなどのレビューなど執筆。そして千葉県にあるアウトドアスペース「たき火ヴィレッジ〈いの〉」の運営・管理人として、たき火を中心にさまざまな自然体験の場を提供しています。今回、猪野さんとふもとっぱらキャンプ場にてインタビューさせていただきました。
猪野さんと言うと、今や「たき火マイスター」というイメージがあるのですが、いつ頃から「たき火マイスター」として活動しているのですか?
2年ぐらいじゃないですか?本格的に「たき火マイスター」としてはここ1年ぐらいなんですよ。
でも、実は自分では恥ずかしくて「たき火マイスター」とはいえないですけどね笑。
「たき火マイスター」って他に聞いたことがないんですけど?
そうですね。「たき火マイスター」として活動している意味ではそうですね。他には居ないですね。でも、「たき火の世界」にはその世界の重鎮である先輩方が沢山いるんですよ。
思うのは、「たき火」にはハマりきった形を求めるよりもその生活に根付いた中にあるんじゃないかと。
たとえば、建築現場で暖を取るために「ドラム缶」でたき火をする事とかがそうですね。大工の仕事の中で出た廃材を処分すると同時に暖を取るために行う「たき火」ですね。
「火を起こす」ことが目的じゃないですからね。その先にあることが大切だと思います。
「たき火ヴィレッジ」では、そんな体験の場を提供しているってことですかね?
薪選びから、薪割りや火おこし、料理など一連の体験を通して自然の遊びを体験してもらっています。あまり、実は1から10まで細かく教える方じゃないですよ。必要なところでは、もちろんちゃんと教えますけど、感覚というか、「長嶋系ですね笑」「たき火ヴィレッジ」は、アウトドアの初心者の方でも1番始めに来て自由にやっていい場所だと思っています。失敗した時、その時に初めてアドバイスします。危険なときとかはもちろん!
なんか、「たき火ヴィレッジ」って聞くとすこし緊張しますけど、そんな気軽な場所ならいいですね!
子どもたちもいっぱい火遊びするじゃないですか、そんなときも放って置きますね。やっぱ「危険」も「体験」を通してちゃんと感じて学んでほしいです。ちゃんと見ていて、危なくなる時にしっかり教える。そういうことが大切ですよね。昔って大人がそういう教育していましたよね。
実は最近、ナイフでフェザーステック作ってファイヤースターターで火を起こそうとしたのですが大変ですね。
実は日本の気候に合ってなんですよ。湿気が多いいところが多いいのでしょ。一説にはインドを堺に「たき火」のスタイルが変わると言われています。木の種類もインドの方は乾いた木が多いから着火は日本より楽ですね。サバイバル術になりますけど、雨の中でも火はちゃんと起こせます。濡れた木に火を着ける体験などもやっていますよ。木は、表面が濡れていても中が乾いていることがあるのでそこまで、皮を剥いて火をつけるなどですね。
貴重な体験ですね!
そうですね。そう思ってもらえると嬉しいです。実は、講師の立場でも色々勉強になる事って多くて、こちらも貴重な体験をさせてもらっていると思っています。初めてアウトドアイベントに、講師として呼ばれた時ですけど、その時お客さんから初めて貰ったワークショップの料金の千円札は今でも持っていますよ。
いい話ですね!自分もお客さんから、いつも教わることが多いいです!
アウトドア業界に入ったのはどんな経緯からですか?
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